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「血翼王亡命譚 -祈刀のアルナ-」感想 生きるために逃げる王女、それを護る舞官、そして迫る陰謀のハイ・ファンタジー

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血翼王亡命譚 (1) ―祈刀のアルナ― (電撃文庫)

 そしてその結末は…結末は…

 

王女と舞官と情報屋とファンタジー世界のおとぎ話

 「王歌」という奇跡を歌う王女アルナリス、その護衛のために剣の腕を磨いてきた護舞官ユウファ、ある目的のものを求めて旅をする情報屋の少女イルナ。

 中世風の世界である「赤燕の国」を舞台に進行する事件と陰謀のために追われることになったアルナたちの逃避行とその結末が、御伽話的な雰囲気のあるファンタジーで描き出されていてすごくいい。

 燕をモチーフにした独特の剣技とか、いわゆる魔法…とも違うような「言血」というものとか、ある理由で言葉を自ら封じているアルナの特異性だとか、しゃべる赤い燕だとかでかい犬だとかネコミミだとかがさらっと出てくるのです。

 そしてそれらがこの世界において綺麗にまとまっている感じ。うん。ファンタジーである。

 

言血と血統

 その中でも際だって特徴的だったのが「言血」というもの。

 これは個人的解釈が入るけど、「魂のエネルギー」というものなのかなあ。「気」とか「オーラ」とかいうものに近いのかもしれない。

 それを通わせることで動きがよくなったり、思いや記憶が混ざり合ったりして。人だけではなく森や獣にもそれがあり、それでみんな生きているみたいな感じ。

 

 また、この世界の人たちは何らかの獣の血を遺伝しているらしく、その特徴がどこかに現れていたり、それゆえの力を持っているみたいで。

「蛇」の血を引くものは力持ちで、「猫」の血が混ざっていると記憶力に優れ、頭の回転が速い、など。これもさらっとそういうものかーという感じで見ていました。

 

 「言血」についてはだいたいどんな場面でも出てきていて、その扱われ方にだいぶ万能感があります。このあたりも独特の雰囲気作りにプラスになっていますね。

 

身分違いの幼馴染みの逃避行

 …というふうにまとめると駆け落ちみたいだけどそういうわけではない…二人旅じゃないし。

 でもこの旅の間のアルナの楽しそうなところとかはほんといいですね。むしろそのままずっと旅をしていてもよかったのに。

 護衛の剣士が朴念仁なのはもうお約束か…どうみても相思相愛だろって感じしかしないし最後そしてこれはせつなさ炸裂して乙女力高い…

 

 という、なんとも良い雰囲気で、綺麗な物語でした。

 

 そして実のところ最初にこの話を読み進めていたとき、本のカバーとかにあるあらすじと比べてちょっと違和感を感じてたんですよね。それが読み終わって、感想をしたためているとよくわかった。なるほど間違ってはいない…いないが真実全ては語れない…

 


「落第騎士の英雄譚」10巻感想 新章突入! 国をあげての一輝くんの歓迎会!

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落第騎士の英雄譚(キャバルリィ)10 (GA文庫)

 ダメだこのひとたちステラ好きすぎる…!

ヴァーミリオン皇国、とは…

 

とうとう家族とご対面

 激闘に激闘を重ねた七星剣武祭も終わり。打ち上げを経てそれぞれが過ごす夏休みへ。

 一輝とステラはそう、両親にご挨拶するためにヴァーミリオン皇国へ向かいます。

 両親=王様とお后様ですね。皇国だから皇帝? そしてあの9巻のラストですしね?

 

 これは一体どう着地するのか…いや着地はするだろうけどそもそもどう始まってしまうのか…わくわくしながら見守っておりましたが国民総出のお祭り騒ぎからスタート。

 ステラが「家族と同様」と話すヴァーミリオン皇国の国民。それと同じように国民も姫様をすごく慕っており、その姫様がフィアンセを連れてくる、しかも七星剣武祭で姫様を下した奴、さらにアレな噂が飛び交っている(3巻参照)というそれ。そりゃあもうお出迎えしますわあ。しかも微妙に否定できないし。

 

 それだけステラが慕われているということといえばそうではあるんでほほえましいといえばほほえましい。だが親衛隊、あれは雇っていて大丈夫なのか心配になるレベル。

あの格好が日本の文化に毒されているのか万国共通なのかはわからない…ここ外国だよね?

 

 それで肝心のヴァーミリオン王とのご対面は………うん、この国の王様ですからね。

そしてまた一輝はどこにいっても一輝であった。

 

それぞれの「その後」

 七星剣武祭の打ち上げから始まり、その後の進路やなんやらの話が少し。

 こうしていると、七星剣武祭も高校生の全国大会だったんだなあ…という気がします。内容は超高校級でしたけど。

 

 それぞれが迎える、七星剣武祭という大会を終えての夏休み。

 話の軸はヴァーミリオン皇国に渡ってしまいそうですが、その後もまたいずれ描かれるときがくるのでしょうか。

新たなる脅威

 またエグいの出てきたなあ…という。

 あの運命操作の伐刀者が可愛く見えますね。さすが世界は違う…

 

 思い返せばこのシリーズ、どんな悪役でも根はいいやつ、みたいなふうになっていたところあった気がするけど、今度ばかりはダメかもわからんね…

 

「百姓貴族」4巻感想 北の大地のダイ・ハード

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百姓貴族(4) (ウィングス・コミックス)

 著者、荒川弘(実家が農家)の体験談とかいろいろネタに事欠かない農家コミックエッセイのようなものなんだが親父ダイ・ハード…

 

ダイ・ハード

 何があっても死なないと評判の荒川氏の親父殿。今回はしょっぱなからトラック事故で内臓破裂。スズメバチに刺されて全身まだら。トラック事故の傷が悪化して入院。

 

 …ダイ・ハード…

 

 いよいよ危なくなると家畜が一頭天に召され峠を越えるという。今回もまた牛が一頭天に召された。

 強力な守護霊が護ってるという話も出てきてこれもう何の話かわかんねぇな…

 

よく食べる

 農家といえば食。

※「のうりん」と「銀の匙」とこの漫画に植え付けられたイメージです。

 

 牛とか馬とかシカとかロバとかうさぎとかスズメとか…あと蜂の子。

 別の岐阜の農業小説でも「ヒャッハー! 蜂の子はごちそうだーっ!!!」っていきおいだったんだけどそんなおいしいんだろうか。食べたことない。

 

 うちの実家のあたりも結構な田舎で、まわりに農家の人は多かったけど、田んぼと畑ばかりで家畜はやってなかった(と思う)のと、うち自体は農家じゃなかったからそういうのはあんまりわからんのですよね。たまにお野菜をお裾分けしてもらってるみたい、という程度。

 イナゴの佃煮は出てきてたけど。買ってきていたのか貰ってきていたのかはわからない。

 

 …味のほうは、別に普通の佃煮だったと思います。もろことかとあんまかわんないんじゃないかな。見た目ガチでバッタだったけど。

 

 あと伝え聞いた話が多いな。百姓貴族とか出たら超読みたい。

 

火星に往く農家

 最近、植物学者最強説が流れたりゴキブリが大量発生してたりする火星ですが開拓なら農業民。

 そしてテラフォーミンズ済みの火星での未知との遭遇、そしてフォアグラ化。

 やはり食うのか…

 

 その他、結婚式はガチムチがパンイチネクタイという農家あるある(ねーよ とかモロコシ畑で掴まえられるのはとか、カボチャの種はネズミがようとれるとかいうウンチクが一杯でなんていうか北の大地は広大だわ…

 

「サクラコード」2巻感想 怪談っぽいのとバトルっぽいのと野衾

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サクラコード 2巻 (ガムコミックスプラス)

便利だな野衾…

 

怪談っぽい話。

 妖怪といえば怪談。怪談といえば妖怪。妖怪といえば美女。美女といえば取って食う(いろんな意味で

 みたいなある意味正統派だった妖怪山姫の話。

 

 でも反応が「うわっめんどくせー」って感じで誰もビビってなく怪談かと問われたら微妙でもある。いや、まあ…そうね…

機転利かせて切り抜けるのもまた怪談っぽい。日本の夏やね。

 

バトルっぽい話。

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(「サクラコード」2巻より)

 出オチである。

 この存在感と妙ちきりんな動き嫌いじゃない。キモいけど。

 

 謎のポージングでなぞなぞを問いかけてくるのもまた妖怪談話っぽいんだけど最後はやっぱりサイバネ拳法であり怪談ぽくはない。

 なんだろう何かに狙われてるのかなあ主人公一行…

 

 このへんで「二重存在(ダブル)」という、「大召喚」で世界が混ざったときに同じ位相にいた存在も一つに混ざってしまう事故の話があって、福太郎も石長姫も鹿葦津姫もどうやらそれで別の存在と混ざってしまっているということでもある。

 福太郎はうまくやってるというか呑気っぽいというか、まあ平和やな…

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(「サクラコード」2巻より)

KAWAII

野衾

 そしてまた野衾である。いや猿と犬の話なんだけど。福太郎の持ってるペンのようなものの能力とかもさらっと出てきたりするけど。

 でもなんていうかこれ野衾便利に使われすぎてて可能性試されてるのか…? それがあの悪役っぽいやつのやりたい実験なの…?

 

 あとこの猿は不憫。いやちょっとなんていうか不憫。Oh…って感じやね。

 

「くまみこ」6巻感想 熊に飛びつき腕ひしぎ十字固めを極められギブする熊

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くまみこ 6<くまみこ> (コミックフラッパー)

 熊、襲来。

 なんかいっぱいいるのかなしゃべる熊…

 

憎いあんちくしょう

 突如現れたほのかちゃん(熊)はナツのライバルで幼なじみ(熊)のあいつが気になるお年ごろ!(熊)

 ナツが里にいたとき競い合っていても突然ナツに女の子扱い(熊)されたのが忘れられない!

 だからナツのところに押しかけてきて「仔作りしろ!」

 エロゲか!

 

 いやでもだし…AV(アニマルビデオ)…?

 

 流石の私もほほえましく応援しております。どっちをかは知らんけど。なんていうか。うん。すげーな熊。大自然大自然。決め手はヘッドシザーズ・ホイップ。

 

 それにしても最初、「神様が熊の姿で祀られている」と思ってたんだけど、婦人会とかほのかちゃんとかどんどん増えてくるしナツは小熊のときからマチと一緒みたいなふうでもあるしもしかして「熊の生態に近い人語を解する種族がいてそれが神として祀られている」んだろうか。どうでもいいところで勝手に謎が深まる。民話ってそういうもんかもしれんけど。知らんけど。

 

街コンx謎解きゲームのコラボ

 ひびきちゃんがわたわたするのを完全に見守る会。

 なんていうかナツは妙に最近の流行を知ってるな…インターネットは来てるんだっけかこの村…

 

 村の話題は他にも村役場の変身ヒーローの回もあって本当に平和。

 あっちもひびきちゃん回かと思ったらまさかの役場職員。

 

まちとナツの一日

 おおむね平和でほほえましい女子中学生の一日だ…ありがとうございます…

 ナツはまたツイッターのことで説教されているアヒル口(熊)とか女豹のポーズ(熊)とかで迫られてるし意味わかんない。

 まちだけが癒やしだってはっきりわかんだね…!

 

 そして最後、さわやかな潮風に流されて大ピンチの巻。どうなるのこれ。

 

「のうりん」12巻感想 岐阜回だった。

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のうりん 12 (GA文庫)

 あの11巻ラストからどうなるんだこれって思ってフタをあけてみたらばすがすがしいまでの岐阜回。

 短編集ともいいます。

 

サッカーの話

 注釈が本編。

 または古今東西サッカークラブあるある。

 本編23ページなのに比較して注釈14ページ。しかも字が小さい。分量的にはたぶん同じくらい。どういうことなの。

 

 というかですねFC岐阜の監督ラモスだったの…だけではなくラモスの息子さんもFC岐阜サテライトチームの監督なの…まずそこに驚いた。

 ラモス瑠偉ってJリーグ発足のときによく聞きましたから。まさかのって感じですね個人的に。

 「僕は友達が少ない」の平坂先生も岐阜出身だったりとか相手の連続オウンゴールで窮地を切り抜けてるとか#アキラメナイとかなんか無駄に豆が増えていく。プリニーは基本。「聲の形」が大垣だっていうのは知ってた。知ったとき驚いたけどこれも。

 プロ棋士はサッカー好きでサッカー選手は将棋好きというここでまさかの「りゅうおうのおしごと」と繋がった感じもある。のうりん-FC岐阜-りゅうおうのおしごとという華麗なパスですね?

 

 あと大洗はエキサイティング戦車シートとか何やってるんすかwwwww

 

 そういうなんていうか古今東西だいたいFC岐阜列伝。だがFC岐阜は残留争いであるらしい。がんばれFC岐阜。

 

現実ゲーム

 ベッキー…

 ベッキーの作った現実を忠実に反映したという(都会とイケメンと巨乳が超有利な)現実ゲーム。おっぱいは死なない。最後はマネーゲーム編。

 意外と作り込んでありそうでテストプレイもやりこんでそうでちょっと泣ける。もうゴールしようベッキー…

 

 それはそれとして「半●直樹」の池井戸先生も岐阜出身だったのか…

のうりんフロムアニメイション

 短編の中のさらに短編集。おいしいよねスガ●ヤ。

 ほんとこのへんどこにいってもだいたいのフードコートにあるんだよなスガ●ヤ。あとミスド。なぜかミスドが結構ある。

 そしてときどきたまに無性に食べたくなってちょっと寄るんですよね。基本は300円くらいなんだけど結局セットで頼んじゃって700円くらい? 謎のまぜごはん+サラダにするかソフトクリームにするかでよく迷う。

 あの謎の白いスープはほんとなんなんだろう。魚介系なのかとんこつっぽいようなそうでないような。

 そういえば、スガキヤは麵とスープだけのやつをスーパーでも売ってて、それを作ればご自宅でもスガキヤの味みたいな感じになるんですけどこれがびっくりするほどスガキヤ。

  そういう名店の味みたいなのって、なんかそうはいってもねえみたいなふうになるじゃない。これはガチ。

 …あのスープに入れる謎の粉ーー隠し味とか書いてあるけどあれがきっとスガキヤなんだ…

 

 また「こびの天狗山」「日本ライン下り」「日本昭和村」の三大名所巡り。そういやあったなあと思ってたらライン下りやってないという情報もここから知る…

 昭和村は入り口まで行ったんですけど時間遅くてその横の銭湯入って帰ってきちゃったんですよね。冬だとちょっと寒くて、暖かくなってきたらまた行こうかと思ってはいた。存外広そう。天狗山は行ったことないしなあ。三千四百体の天狗像ですよ。何があったというんだ。

 

 郡上踊りは郡上でそういう有名なのがあるって聞いてたくらいだったんだけどまさかそんな徹夜4連とか過酷なものとは思わなかった。お祭りだからいいんですけど。

 お祭り……徹夜…うっ頭が…

 

農業めし

 飛騨牛アピールタイムである。農業めし。うまいもの想像大会。というか飛騨牛以外は珍しすぎておいしいかもしれないけどよくわからないという感じだったなあ。食べたことないし。

 それでも雪見鍋の破壊力は高かった。話がうまいというのもあるけどアレ。

 

 だが最強はみのぽよである。流石のぽよである。

 

 

…というような岐阜アピールを、そういえばうちの田舎はそのスガキヤすら撤退したんだよなあとか思い出しながら読んでました。マクドナルドも消えたなあ…

 

 

 

 

「天使の3P! x4」感想 はじめてのさっきょく!

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天使の3P!×4 (電撃文庫)

 妹のシャンプー職人のモノローグという最高のスタートをキメたときは思わず通報先を探したけれども後半はすごく真剣に作曲していてやっぱり天使だった。

 

曲をつくってみよう!

 ひょんなことから作詞作曲、つまり歌を作ることになった潤。希美とそら、もちろん響の力も借りてはじめての作曲に挑戦というところで試行錯誤がちゃんと細かく書かれていて三人(と響)ががんばってる様子が大変ほほえましい。

 内容はごく初歩的なことらしいんですが、ぜんぜんわからない私からすると充分すごいなあと興味深く読んでいました。

 そういえば、昔パソコンにアニメの曲とかの楽譜を入力して鳴らすようなことをしていたとき、「ド」が確か「C」で、なんでCから始まるのかって不思議に思ってたことあったんですけどそういう理由だったのかとかちょっと思いながら。

 わちゃわちゃしながらも素直に才能を伸ばしていく小学生はやっぱり最高ですね!

 

 

 それはそれとしてどうして一緒にお風呂に入ってしまうのか。

 

バンドを組んでみよう!

 双龍島でのごたごたも終わり、改めてこっちに合流した霧夢と相ヶ江さん。それにお兄ちゃん大好きっ子くるみ。ピースは揃った。相ヶ江さんの意外な実力がキーでもあるんだけど面白い展開ですね。

 ただ惜しむらくは霧夢のパフォーマンスって、楽曲に合わせて即興で絵を描いていくものなので、すごいのは伝わるんだけどやっぱり見てみたいというところですよね。

それを言ったらバンドラノベなので実際聞きたい! というところになりますけど。はよ!

 そして秋葉原お出かけとか最後の章扉の相ヶ江さんコメントとか。彼女実は付き人のふりをしたダークホースじゃないだろうか。いいぞ、いいぞ。

 

事案。

 どれから通報すればいいのか分からなかった。

 

「リーダブル・コード」感想 より読みやすく、分かりやすいコードを書くために

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リーダブルコード ―より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック (Theory in practice)

 なんかコメント書く書かないというそれが話題になっていて、それ自体はそういうところもあるんだなあという感じではあったんですが。

nzmoyasystem.hatenablog.com

 リーダブル・コードの名前がちらほらと出ていたので、また自分の振り返りもかねて、ちょっとまとめてみたいと思います。

 

「わかりやすさ」に全力

 本書はその主眼を「プログラムのわかりやすさ」ということに置いていて、具体的には

 

・変数名などを明確に名付ける

・コードの見た目は美しく。ブロック、インデントを駆使して整理整頓する。

・コメントは「読み手」に伝えたいことを書く。コードだけでは伝わらないことを書く。

・制御の流れは浅く、追いやすく、簡潔に。ネストは浅めに。gotoは使うな。

・変数のスコープ(寿命)は短く。余計な変数は使わない。

・処理はまとめて汎用的に抽出する。インターフェースは簡潔に整理。

・ひとつの処理でひとつのことを。簡潔に説明していくように。コードサイズは小さく保つ。

・テストはひとつづつ、明確な名前を付け、追加しやすいように簡単、単純に。そして役に立つエラー情報を。

 

といったことが、具体例を交えて書かれています。

 

 普段から気をつけていること、なるほどということ、真似しようということ、ちょっと合わないなあということなど感想はいろいろだと思いますし、この本が絶対だというつもりではないですが、プログラムを書く方であれば一読しておいて損はない、と言い切れる本だと思います。

 また、コードを全く書いたことが無くこれから書き始める方より、少し書いたことのある方のほうが実感できてより読みやすいかもしれません。 

 

時代に合わない部分もある?

 それはそれとして件のエントリにおいて、追記で入っている部分。

ブコメでも指摘を頂いた通り、プログラムで表現しきれない部分は、すべてコミットメッセージやコードレビューのログ、チケットへのコメントなどに書いています。コミットとコードレビューのログはチケットに紐付いており、相互参照が可能です。

結局コメント書いてるじゃんと思われるかもしれませんが、「なぜこの修正を行ったのか」「修正前後で動作がどう違うのか」などの情報は、プログラムそのものではなくコミットやチケットに付随する情報のため、プログラムのコメントとして残すのは不適切です。さらにいえば、プログラムのコメントはドキュメントとしての可読性に乏しいので、より詳しい情報を書こうとすればするほど読みにくくなります。ただのプレーンテキストなのですから当然です。それならば、文字の修飾、ファイル添付、ユーザIDのコールなどの機能が使えるチケットにコメントを書くほうが理にかなっているでしょう。

なおコードレビューに関しては、デベロッパー全員がレビュアーとしての役割を担っており、各チケットに関して複数人がレビュアーにアサインされます。結構これが厳しくて、なんてことないコードであっても、少しでも改善の余地があると判断されればリジェクト食らいます。

プログラムの仕様書にあたるドキュメントについては、詳細かつ簡潔(1チームにつき Word 数十ページ程度)にまとまったものが共有されており、仕様変更が発生した場合には随時メンテナンスが入っています。コーディング担当者がメンテを忘れても、レビュー時にたいてい誰かが指摘してくれるので、メンテナンス漏れが起きることは少ないです。

さらに、ソースのコミット後はサーバ上で自動コンパイル、自動テストが走る上、リリース前にも品質チェック部隊による最終テストが実施され、確実な動作を担保しています。

これら、製品の品質を守るための強固な仕組みがあってこそ、コメントを書かないという文化が実現可能なのだと思います。

 今はもう、プログラム内にコメントで注釈ということが、ナンセンスになっているのかもしれないですね…(というかもうなってて、俺がついていけてないだけなのかも)

 

 コメントのあるなしについては昔から「注釈として必要だ」派と「分かりやすいコードを書くべきであり不要だ」派がしのぎを削っているわけですが、第三派閥として「仕様と注釈は外部委託してコードは実働のみにするべし」という感じでしょうか。それはそれで正しい気はする…

 

 当時は必要とされていたものが、今となってはバッドノウハウみたいなことは特にコメント回りではよくありますが(例えばバージョン管理システムが無かった頃は変更点を全部コメントアウトして残していくことがありましたが差分が取れる今となっては邪魔なだけとか)、これもまたその類なのかもしれません。

 そうだとしても、コメントを書くコツなどは役に立つとは思います。

 

なぜ「わかりやすさ」を求めるのか

 まあ個人の感想になりますが正直他人のプログラムはわからん。

あんまり見たいとも思わんし直すのなんてもっといやや。自分のですら数ヶ月経ったらやばい予感しかしない。

 

 …だがやるしかない。お互いそう思っていようとやるしかないんや。

 そのときに変数名にちゃんとした名前が付いていたら関数が簡潔に、関数名通りの動きをしてくれていたら理解の足がかりになるコメントがあったら。(あんまり意味なくても「日本語」ってだけで心が落ち着くもんやで。割とマジで)

 

 それだけで救われることがあるんじゃないかと思っています。

 

 電子版はKindleなどの電子書籍ストアにはないですが、オライリーの公式からPDFで購入ができます。電書派の方はこちらを是非に。

www.oreilly.co.jp

 

 

 

あーあとそれから事の発端のこれ。

530000micro.hatenablog.com

あー………ねぇ

 

 

私からは以上です。


「異世界居酒屋「のぶ」 しのぶと大将の古都ごはん」感想 開店早々異世界ジャンプ! 今日も元気に商売繁盛!

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このマンガがすごい! Comics 異世界居酒屋「のぶ」 しのぶと大将の古都ごはん (このマンガがすごい!comics)

 冷えたビールが最強だってはっきりわかんだね!

 

扉を開けたら異世界

 古今東西いろいろな職業の人たちが異世界ジャンプしている昨今ですがここでひとつ居酒屋まるごと行きました。

 京都の片隅で本日開店のはずだった居酒屋「のぶ」、扉を開けたら中世ファンタジー。

 

 その居酒屋の大将と看板娘「しのぶ」が見慣れぬ世界の人々と交流し、ほんのちょっとのドラマが生まれ、冷えたビールとつまみをいただく。

 そんなゆったりほっこり異世界居酒屋物語です。

スマイル

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(「異世界居酒屋「のぶ」」Web公開1話より)

 このもぐもぐスマイルである。

 

 どうして私なんですか、と聞かれたら答えるしかない。笑顔です、と。

  「のぶ」にやってくるお客さんも店員さんもみんな笑顔。すき焼き春巻きに地元ウィンナー、メンチカツにオムライス。無双しているのは生ビール。

 ありふれたメニューにほっこりしたひととき、何気ない雑談にあふれる幸せ。見ているこっちも笑顔になれるスマイルメニューの破壊力。

異世界の人々

 というようにあんまりにも居酒屋すぎて忘れそうになるけどここは異世界。

 「冷えたビールは飲めない」「生卵は食べない」といった習慣の違いとかいろいろな事件とかいろいろあったりする感じです。

 ただこのマンガは雰囲気的に原作小説の出来事の間の話を集めたみたいな感じで、大きな事件的なところは解決しててよかったよかったみたいな感じでやっぱり呑んでる。居酒屋ですしね。

 そっちが気になったら原作を、というのもアリかもしれない。

 私も原作未読ではありますけど、原作の方の挿絵の方がこのマンガの作画もされているようできっとイメージもばっちりだと思います。

マンガとイラストの両方ってだいぶ珍しいけど鉄板でもありますよね。

 

 けれどこちらのマンガ版はこの一巻で完結っぽいのでちょっと残念ではあります。

 第一話は公開されているようなので、よければ是非ご一読を。

konomanga.jp

【4/27まで】 プログラミング入門書関連書籍が半額だったので目に付いたものを紹介してみる【BOOK☆WALKER】

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 ふっとBOOK☆WALKERのコインアップキャンペーンのところを見ていたらプログラミング入門書半額キャンペーンなるものが行われており。

 27日までともう期限がないんですが…ちょっと目に付いたものを並べてみたいと思います。

※私も未読の本もあります。その点はご容赦ください。

 

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 WindowsNTを作った男たち。もうNTの名前はほぼ見ない。もともと業務系だったし。もしかしたら日本企業では生き残っているところあるかもしれないけど…(震え

 だけどNT系という名称があるように、そのコアな部分と名前はWindiows2000、XP、Vista、7、8、そして10まで引き継がれているようです。

 そんなNT系の最初の、DOSではないWindowsを開発したときの話。個人的に「ドッグフードを食え(自分の作っている出来かけのシステムを自分で使えの意)」は至言。

 

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 安定の独習シリーズ。その言語を使うなら、最初は手元においておいてもいいかも。今時だとぐぐっちゃうかもしれないですけどねー

 

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 猫プロや…!

 ほんとに最初ここにお世話になりましたな…

 C言語を実例ベースの初心者目線で地道にやってくサイト。の方が書かれた書籍。

 

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 半…額…?

 それでも3000円オーバーの貫禄である。量的にも初学者向きかというと怪しいけど…ちょっと興味を惹かれたら今のうちに買っておいてもいいんじゃないでしょうか? ほら、電書だから邪魔にならないし?

(会社で買ってたりもする類の書籍でもあるので、そっちにあるなら借りて読めばいいかも)

 

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 バンナムの方が執筆されているもので、画像がふんだんに使われていて手順がわかりやすいUnity本。ただ執筆時期的にUnity4でやっているので…Unity5でもだいたい一緒だと思うけど、もしかしたら読み替えが必要がところがあるかもしれないですね。

 

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 Unityの新しいGUI、uGUIの解説本。uGUIのそれってあんまり見かけないんですよね。そもそもGUIそのものがあんまりか。

 

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 Ruby開発者まつもとゆきひろ氏による組み込みRubyの本。もともとそう高くなさそうですが、260円だとちょっと見てみたい気持ち。

 

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 ゲーム作り系。シミュレーションはJavaScript+enchant.js、パズルRPGはJavaScriptを使ったCocos2d-JSのようです。最近はUnity強いんですがJavaScriptだととっつきやすいところがあるかもしれないですね。

 

 

bookwalker.jp

 他にもいろいろ全137冊。気になった本があればこの機会に買ってみるのよいのではないでしょうか。ほら、電書は場所取らないですし?

 25日朝2時までだとコイン還元キャンペーンもやっててさらにおトクな感じになりますし?

「あそびあそばせ」1巻感想 やばい。

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あそびあそばせ 1 (ジェッツコミックス)

 ジャンルとしてはおそらくシュール、不条理ギャグマンガ、女子校のかわいい女子高生たちの日常マンガというそれ。絵柄も表紙をご覧の通りのかわいさで、中身を読んでるとちょっとリアル寄りの少女漫画? というかわいらしい感じがなくもないんですがこう、なんていうんでしょう、狂気を感じる。

 

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(「あそびあそばせ」1巻より)

 

 おわかりいただけるだろうか。

 

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(「あそびあそばせ」1巻より)

 船の板一枚下は海の底、みたいな踏み抜いてはいけない何か。

 

 タイトルからして表紙からしてすでに、これじっと見ていると精神が不安定になる。だが目が離せない…

 

 ものすごく面白いということに違いはないんですが、ネタとオチを織り交ぜてジャブのように浴びせてくるという作品の性質上多くを語ってしまうわけにもいかず。

 世の中には百聞は一見にしかずという言葉がありましてね…これを言ったらうちのサイトの存在意義が問われる。 

 

 話の中心になってる主人公達らしき人物、華子、オリヴィア、香純の三人ともキャラ立ってるけど、なかなかいい性格してそうなふうでその実ちょっと抜けてるようなあの三人の中では実は一番普通っぽいオリヴィアちゃんがすきです。いちばん頭おかしいのはたぶん華子。狂気を孕んでるのが香純さん。

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(「あそびあそばせ」1巻より)

「氷点」上下巻感想 「原罪」とは赦されないものなのか。昭和の名作小説のコミカライズ版

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氷点(上) (フラワーコミックス)

 3歳になる娘を殺されてしまった辻口一家と、その殺人犯の娘である陽子。そして辻口啓三が陽子を引き取って育てていくという複雑な人間関係が、少女漫画風に綴られていく。

 なんていうか切ない。陽子よりむしろ、継母となった夏枝さんのほうが…

 

氷点(下) (フラワーコミックス)

 

 上下巻で綺麗に終わっていて読みやすい。

 

「原罪」というもの

 陽子はもうあらすじにもあるとおり、辻口ルリ子を殺した犯人、佐石の娘。

 犯行も、佐石が育児に参って神経衰弱となっていた末の突発的犯行というのがまた救われない感じなんですが、その陽子がどうしてよりによって辻口家に引き取られることになったかというのがまた…うん…

 

 それはどう考えても心穏やかではないでしょう…

 

 もちろんこのことを陽子は知らない(実子ではないということには気づいてる)。事実を知るのは限られた人間のみで、当初は啓三だけだったけれども、夏枝は偶然このことを知ってしまう。

 また兄、辻口徹もそれを知る一人になるんですが、それによって逆に「陽子とは一緒になってはいけない」と思うあたり、ああこの人いい人だ…

 

 なんていうかきっとどこにでもいる普通の人たち。だけれども憎悪と不仲で話がおかしなことになっている。

 「殺人犯の娘」という十字架を背負ったとされている陽子が一番まっすぐなんですが、これも「自分に恥じるところはないのだから、そうでありたい」という、夏枝の仕打ちに対する裏返しみたいなところがあって、しみじみとつらさが出てくる。

 

夏枝さん

 夏枝さん…夏枝さんな…

 だいたいこの人がいろいろとこじらせている感じするんだけど、この漫画、陽子の境遇よりむしろ夏枝さんの心の動きのほうが重視されているようにも感じて…なんというかここにもつらさが…

 事実を知る前はあんなに陽子を可愛がっていたのに、知ったときの場面を見ても、もう陽子の母親だと思ったんだけど。だんだん陽子に対する言動がおかしくなっていく。さらにその娘が歳を重ねるごとに美しくなっていく。息子は明らかに陽子に惚れてるし陽子に対する夫の態度も軟化してる。これ完全につらいわ…

 

 だからまあ…事の発端からしてこの人が悪くないとは言えないんだけど…どうしてこうなってしまったのかという感じの方がつらいし全部村井医師が悪い。

 あいつはちょっと地獄の業火に焼かれるべき。あいつが戻ってきたところが決定的におかしくなったところな気がする。

 

それは赦されるのか

 ラストは結局、さらなる真相が明かされてなんかこう良い感じに終わった感じではあったんですけど、個人的にはそれが救いになるのかという疑問は残りました。

 唐突でご都合主義的な印象もあったんですが、なんか結局「生まれ」に左右されるばかりで、その事実とその未来、陽子にとっては逆に地獄の蓋が開いてしまったのではとすら。

 

 「原罪」というものは、本人の努力ではどうしようもないものであったのですが、その結末がこれだと、それが赦されるということはあり得なく。またそれに連なる諸々のそれも、こういう形でしか赦しを請えないのかというやりきれない感じになりました。

 

 生まれがどうこうというより、それを受け止める周囲の言動が積み重なって、救えないところまで来てしまうようなこれ。救われない…

 

氷点(上) (フラワーコミックス)

氷点(上) (フラワーコミックス)

 
氷点(下) (フラワーコミックス)

氷点(下) (フラワーコミックス)

 

 余談ですがこれ、今のところ電子書籍でしかないみたいで。Kindleの他では紀伊國屋Kinppyでもありました。小学館の漫画を扱っているストアなら検索すればあるかもしれません。

 

 というかですね。マンガワンで最終話一歩手前まで公開されていて次回更新は6月6日。気になって単行本探したら登録日が4月22日おまえー!

manga-one.com

 AndroidかiPhoneのアプリじゃないと読めないみたいですが…基本無料公開されているので、気になった方はまずちょっと読んでみるのよいのではないかと思います。大丈夫! ちょっとだけだから!

「ウォーエルフ・オンライン」感想 虚構か現実かオカルトか、VRMMO世界の救世主さま

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ウォーエルフ・オンライン (GA文庫)

 名前からしてエルフのVRMMO無双みたいな感じかと思ったらばなんかちょっとヘビーな感じでオカルトが混ざっており大変絶妙。

 

気がつけば…異世界?

 10年前の事故で昏睡状態となっていた妹の見舞いにきていたイツキは気がつけば異世界に。そしてなぜか目の前にはその妹ナツキが。全裸で。巫女で。ケモミミで!

 セオリーどおりとはいえしょっぱなからいいパンチ打ってくる。

 お隣さんで世話焼き幼なじみアリサも加わって楽しいVRMMOライフ…というわけでもないというのがこの話。

 

ウォーエルフ・オンライン

 それでこの異世界と思ったところがVRMMORPG「ウォーエルフ・オンライン」の中であるということなんだけれども、通常のVRMMOとは様子が違う。妙にリアルというか、システムくささがだんだん薄れているというか。

 そしてログアウトできない。HPやTPといったステータス表示も今ではなくなってしまい、HPが0になった(と思われる)プレイヤーは復活することもない。

 最強プレイヤーで幼馴染みのアリサもこの事件に巻き込まれていて、こちらはゲーム内時間でイツキより少し早く巻き込まれていたらしくいろいろとあったようで。

 その「いろいろ」というのがまたつらい感じでもあるんだけど、「突然ゲームに巻き込まれてログアウトできない」という現実、普通に考えたらゲームだよなあ。というゲーム脳と実際リアリティを増していくこの世界というプレイヤーと世界の温度差が嫌な方に食い違っていて、これはなかなか地味にエグい。

 

 そしてこの世界の成り立ち、支えている根幹についても最後のほうで触れられるんですが…そっちはそっちでなかなかぶっ飛んでいる…

 いや、このゲームが世界規模で運営されてもう10年という話だし、それはその発端の事件直後というような時系列だし。つまり10年この状態だったのかと思うといろいろすごい。

 

イツキは救世主たりえるか

 そういう、話の裏側に何かヤバいものを感じながらも表向きは突如世界に降り立った救世主イツキの無双ストーリー(あんまり無双してないかもしれん)であって妹ちゃんとか幼なじみとかと普通にのろけてる(ちくしょうめ!)…というほど呑気でもなく、普通の少年の旅立ちプロローグという感じでもありました。

 ここからどう広がっていくのかというところで、続きが気になっています。

 

ブログを書く理由とはタイトル

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今週のお題「私がブログを書く理由」

 

 …とは、もうブログタイトルでありそれが存在意義。

 デジタル積ん読を崩す。リアル積ん読を崩す。

 

 …減る気配がない絶望と闘うブログ。

 崩しても崩しても積まれていくんだ…

 

 こういうお題だったからみんないろいろ語っていたんですね…なんか前にも書いたことある気がするけど…そのときそのときの気分で書くのもいいかもしれない。

 

積ん読を崩す

 というのが第一意義。そのためのレコーディング。習慣づけ。

 

 そう標榜して4ヶ月ほど経過しようとしています。振り返ると、思いの外上手くいっているのでは無いかと思います。少なくとも日に平均1冊ペースで、何かしら書けている。書けていると言うことは読めているということでもある。

 

 投稿時間が22時固定というところでお察しかもしれませんが、その日に書いて投稿ではなく、1日1冊を目標にして書きためています。

 こういう締め切りとバッファを設けて調整することが、自分のペース的に合ってる感じですね。

 

 結果として、ちょくちょく時間を見つけて読み進めることができてます。

 漫画だと1冊30分、ラノベだと2~3時間程度の時間を目処にしてって感じです。

 

 これまでは読んだら読みっぱなしで、なんか自分の中に溜まっていくだけのような感じもあったんですが、こうして文字にしてまとめて出していくというのはそういう気持ちも整理されて、以前より楽しく読めている気がします。

 

読んで欲しい気持ちもあり、読んでもらえているから書けてる

 そうやって感想を書いて言っているわけですが、まあ、公開しているものなので、多くの人に読んで欲しいという気持ちはあります。

 また「読んで欲しい」というのは、ここで取り上げた本が広く読んでもらえるといいなというのもあります。正直、読んで面白いと思ったものばかりなので。

 

 そういう面でアクセス数には一喜一憂しております。数字が伸びること自体も当然嬉しいんだけれど、見てくれた人が面白がってくれたら良い。書籍に興味持ってくれたら良い。逆説的ではあるけれど、読んでもらえてるから続けてるというところは間違いなくある。いつもありがとうございます。

 

 そういえば今日なんか、よくわからないけどGoogle検索に修正が入ったらしいという話もあって確かにいつもより人少ないなって感じはありました。でもうちは最終的にはたまたまな気もする程度? うーん?

www.bloglifer.net

 

 まあそうはいうても広告とかいろいろ貼ってるしお金! って露悪的に言えたらむしろいっそかっこいいんやけど…あれ言うにもそれなりの実績という資格が要るんやで…? (震え

 

好きなものを好きだと言っていきたい

 まあこれは裏テーマみたいなものなんやけど。

 感想文ってことはどんな本か好きで何読んでたか何考えて読んでたかみたいなところがだだもれになるわけやで。

 これが好きや! っていうのは結構ハズい

 

 でもじゃあなんでそういうのやろうかと思ったかというのはいろいろあるんやけど。

 なんていうか、嫌いなものには嫌いと言えるけど、好きなものはなかなかそう言えないところがあって、今でもそこまで強く推せないところあるんよね。

 そういうのは…困りはしないといえばそうだけど、何がやりたいかを主張できないと、そのうち消えていく運命でもある。

 なので、まず自分の好きなものを存分に話してみよう、と思ったん。

 これはある意味、本ブログ以前に始めた別ブログのほうの話でもありますけれども。

 

 その甲斐あってか多くの人の目にとまり、まれに著者ご本人さんに拾っていただき転げ回っていたりしますけど私は元気です。

 これからも、どうぞよろしくお願いします。

「ここは異世界コンビニ デモン・イレブン お客様、回復魔法をかけながらの立ち読みはご遠慮ください!」1巻感想 今度はコンビニごと飛んだ

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ここは異世界コンビニ デモン・イレブン お客様、回復魔法をかけながらの立ち読みはご遠慮下さい!<ここは異世界コンビニ デモン・イレブン> (富士見ファンタジア文庫)

 このところ異世界転移転生ラッシュで普通の学生からいろんな職業の人から自衛隊まで飛ばされてまして最近居酒屋が飛んだマンガを読んでた気がするんだけど今度はコンビニが飛んだ。

 異世界も大変だな…

 

デモン・イレブンへようこそ!

 ある日突然、扉を開けたら異世界だったというお決まりの展開から始まったデモン・イレブン異世界店の苦難。やってくるのは勇者魔王王様に。ただのバイトなうえ最長年齢20歳の透たちは異世界でこの先生きのこることができるか!?

 …というか勇者と魔王と王様なにやってんすか…平和だな…

 

 タイトル見たときは異世界でコンビニをイチから開くという話かなとも思ったんですが、現代のコンビニの支店がなぜか異世界にというそれで、だいたい細かいことを気にしないドタバタギャグラノベです。

 

主人公達以外がチート

 タイミング良く異世界に飛ばされたバイト店員リーダーの反馬透、わかりやすいツンデレアピールの九条麻衣、ムードメーカーの野宮勇気、ある種チートな天才少女白雪塔子、そして一日店長やってたときにたまたま異世界に飛ばされた不遇のアイドル声優真壁ケイタの5人は基本的には普通の人。一人チートっぽいのがいる気はしないでもないけど。普通普通。

 むしろ客の方がチート。この国最高の英雄である勇者パーティ(立ち読みに文字通り命を懸ける)。人類最大の敵となる魔王その人(ひとり深夜に孤独のコンビニ飯)。兵を率いた王様同士のバトル(ホットドリンクの奪い合い)に宿命の剣士のぶつかり合い(納豆巻きとシーチキン巻きの奪い合い)。

 

 …平和だなこの世界…

 

 現代日本のコンビニエンスストアはやはりこの中世ファンタジー異世界では珍しい存在、どころかいろいろと常識を覆しているわけですからもともとの住人達からしたらヤックデカルチャーなわけですよ。

 思えばコンビニってある意味、現代文明を便利にまとめてるとも言えなくもないかもしれない。弁当に飲み物、おやつに雑貨に文房具、雑誌やマンガもあるし。

 このあたりは不思議展開でなぜか現代日本から補充されるらしいので、文化輸入し放題なわけで。

 もしやコンビニという存在もチートなのかもしれない…

 

成るか目標達成Sランク

 そんな資本をもとに、本部評価Eの店を半年で評価Sにするのが当面の目標。できなければ店舗終了。

 でもこんだけえらい勢いで売れてれば余裕じゃないの? って思わなくもないけど、そう簡単にはいかなさそう。一度に並べる商品にも限度とかありますし、ピークタイムを過ぎたら意外と普通なのかも。

 

 また飛ばされたメンツも一癖もふた癖もあるんですが、Sランクを目指すというのは共通しているのでまだなんとかなっている。というかアイドル声優ほんととばっちりでしかない。最年長だからなぜかそのまま店長代理となる運命。でもそのままおでん売ってるいい人でもあるわ…

 普段ぜんぜん冷めてるけど何かのスイッチが入ったら大泣きする白雪の情緒不安定さをよしよしするしかない。そんなラノベです。

 

 それはそれとして主にあとがきとかににじみ出る著者のコンビニバイトこぼれ話、なんていうか、強く生きてほしい。

(コンビニバイトは速攻ギブった私より)


「「表現の自由」の守り方」感想 表現規制問題に取り組んできた山田太郎議員奮闘の記録

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「表現の自由」の守り方 (星海社新書)

 参議院議員山田太郎氏による、表現の自由を守るために行ってきた活動のまとめとなる本。

 プロローグからディストピア小説が始まっており有害都市かという。(でもこれが作り話だと言えてるうちが平和なんですよね…)

tsundoku-diary.scriptlife.jp

 

「表現の自由」とは

 「表現の自由」とは、要するに様々なことを、検閲されたり規制されたりすることなく発表できる権利で、憲法においてて規定されています。

第二十一条  集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。
○2  検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。

  (日本国憲法より)

 

 日本では少し前からマンガ・アニメ・ゲームに対する表現規制が持ち上がり、なんとかそうならないように抑えられてきました。

 本書ではそれらの動きについて、表現規制反対の中心となっていた山田太郎議員が書かれたものです。

 

 内容としては次のとおり。

・児童ポルノ禁止法による規制推進

・TPPによる著作権非親告化

・国連報告者による外圧

・軽減税率と有害図書指定

・通信の秘密

・青少年健全育成基本法と今後の話

 

 こうしてみると、ずいぶんと薄氷の上を駆け抜けてきたんだなあ…と思います。

 内容としてこれらの中心だった山田太郎氏本人が書かれているうえ、何がどうなって、どう思って、どうやってクリアしてきたか…というのが整理されていて、ドキュメンタリー的面白さまであります。

 

 また児童ポルノ禁止法から関連して、この法律がエロを潰したいという人たちの道具になるのではなく、現実の児童の保護をするために運用すること、という指針を入れたり、国連報告者のところでは、結局どこの省も児童保護を担当していないではないか、ということを詰めたり。表現規制だけでなく、現実の児童保護についての活動も、重要なところを抑えていると思います。

 児童ポルノではなく「児童虐待記録物」と呼ぶべきという話もあり、それにはとても賛成します。むしろどうしていつまでも改められないのか…

 

政治家としての立ち回り

 本書には山田議員の行ってきた活動、方法、国会での答弁などが記されていますが、やっぱりすごいなと思うのはその先手の打ち方、そして調整力。この着実にひとつづつ詰めていく姿勢。

 国会は議論の場ではなく、言質を取って詰めていく場であるというスタンスにもそれが現れているように思います。

 

 この実利を追っていくスタイルはすごく堅い。

 政治家の話というと、感情論だったりイデオロギーを追ったり、そこから発展してヤジだの言い争いだの嫌がらせだの足引っ張ったりだのでうんざりなところはあるんですが…

 信念があって、調整を繰り返して詰めていくという、政治家の仕事を見た気がします。

 また法律に対する姿勢も「法で縛るのは最後の手段」としていて、法律がなくとも、文化や風習で社会秩序が保たれているならそれでいいと。確かにこの本にある山田議員の活動は、新しい法律を作ると言うよりむしろ「作らせない」ということがメインになっているように見えます。このあたりは、元経営者という経験からのものなのでしょうか。

 政治家の仕事は法律を作ること、ではあるのですが。変な法律を作ろうとしてくるものよりも、よほど意味のある活動だと思います。

 

これは世代闘争でもあるのか?

 「はじめに」にも少し書いてあったのですが、表現規制は世代闘争の側面もあるのではと。自分たちの理解できないことで楽しんでいる若者が理解できず、法で縛らなければならないと。

 これには個人的には、こういう状況だろうなというのがすごく理解できるところがあり…逆にいうと、理解が進み風向きが変わっていくというのは、時間の問題なのかなとも思っています。

 

 問題は、そこに至るまでの時間がどれだけあるか、その前に全て潰されるんじゃないかということ。

 またイデオロギー的にエロを規制したい勢力…これは時間では解決しないので、毅然と反論していけないといけない。

 お隣の韓国の惨状については同情を禁じ得ないのですが、一歩間違うと日本もこうなっていた可能性はそれなりにあったと思います。それこそ冒頭のそれや、有害都市みたいなものが作り話ではなく。

 

 個人的な気持ちとして、そりゃ趣味の合わないものや、ちょっと本屋のそこにおいてあるのアレなんじゃないの、っていうものは確かにあります。でもそれを法や権力が規制していいかという話は全く別。

 日本は他国に比べて、今のところ表現の自由はすごく認められている、良い国だと思っています。願わくばこのまま、いやもっと国としてよい方向に進んでいってほしいと思います。

 山田太郎氏が党首をつとめる「表現の自由を守る党」もサポーター登録を募集しています。表現の自由を守りたい、創作物を守りたいという気持ちのある方、是非こちらもご覧になってください。

hyogen.jp

 

 また活動実績としては、こちらにまとめられている記事がありました。こちらも是非ご一読を。

nijigenkisei.ldblog.jp

 

 それにしても、最後の青少年健全育成基本法の話。規制派が「児童、若者向けの福祉政策をまとめたもの」の内容を「あるべき青少年の姿を押しつけ、社会秩序を維持するためのもの」に塗り替えた改正案を出してくるとか、闇深すぎるでしょう…

(これを提出した方々は「若者を指導してやらにゃいかん」とか思ってるんでしょうかね…)

「Gの影忍 完璧版」感想 時は宇宙世紀0079、無情なるMS忍術合戦

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Gの影忍―完璧版 (Media comix―機動戦士ガンダム・SAGAシリーズ)

  忍びとは、かくも哀しく影に生きるものたちであるのか。

 

Gの影忍とは

 モビルスーツ(以下MS)を操り影に生きる忍たちの活躍を描いた宇宙世紀忍術絵巻である。

 時代は宇宙世紀0079~0093(おそらく。ネオ・ジオン総帥らしきシャアが出てくる)。謎のガンダムタイプのMSを駆る忍者、リョウガのエピソードを中心に、MSが忍術合戦を繰り広げるという物語である。

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(「Gの影忍 完璧版」より)

ビームサーベル白刃取りもしちゃう。

 

 またところどころ謎のウンチクが語られており、そうか…それが忍法か…という妙な納得の仕方をしながら読み進めることになる。 

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(「Gの影忍 完璧版」より)

 兵法帳に記される「ミノフスキー隠れの術」である。

 

 この自由なガンダムパロディが最高なうえ、内容は至って真面目に忍者の悲哀が描かれていて絶妙な緊迫感のなかGを初めとするMS忍者の忍法合戦を見守ることになる。

 

白熱するMS忍法合戦絵巻

 やはり見所はこのMS忍法合戦で、基本的には敵MS忍者にリュウガが立ち向かっていく流れになるのだけれども、宇宙空間を縦横無尽に飛び回るMSが放つ忍法がまたトンデモいかしててもう最高。

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(「Gの影忍 完璧版」より)

 この太陽表面における大決戦すごい好き。

 

 最後はMS忍者が集結して外宇宙生命体との戦いを繰り広げるというスケールのでかさほんと謎である。

 

なぜ今?

 この作品はお察しの通りめっさ古いもので…うちの手元にある完璧版は1994年、大元のは1990年らしい。うわー。

 なんでまた、というのはとてもそうなんだけど、なんていうかネットをさまよっていたら唐突にGの影忍が出てきて吹いた。

nyalra.hatenablog.com

 それでついかっとなってやった。後悔はしていない。むしろ知らなかった方には是非読んで欲しい。

 一年戦争(ファースト)、グリプス戦役(Z、ZZあたり)、シャアの反乱(逆襲のシャア)など歴史の裏に隠れた忍たちの物語に涙するはずである。(しないか

 

 でもなんかAmazonみたらえらいプレミアついてる感じでもあるので、新装版のほうがいいのかも。

 または、古本屋さんとかのほうが見つかるかもしれない…こういうとき電子書籍出ててくれたらと思いますよね…

「王様達のヴァイキング」10巻感想 乗っ取られた軍用ドローン、迫るリミット、対策チームに勝機はあるのか!?

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王様達のヴァイキング 10 (ビッグコミックス)

 前巻から引き続き、軍用ドローンの乗っ取りというものすごい事件に首をつっこんでいる是枝くんと坂井さん。事件の決着までのこの緊迫した流れがたまらないですね…!

 

ドローンの乗っ取り!?

 ミサイルを搭載したまま何者かにコントロールを奪われてしまった、開発中の軍用ドローン2機。そのコントロールを奪い返すために、是枝、坂井、丹羽そして警察チームが奮闘していくのが今巻。

 そんな簡単に乗っ取れるのか…というふうに思うかもだけど、タネもシカケもあったら意外とあっさり奪取されちゃうのがこの世界。そしてそれを奪い返していくための闘いも、是枝の一人舞台じゃなくてチームでパスをしていくように綺麗に繋がっていってすごいアツかった。

 丹羽さんとか、最初登場したときあんなにツッパってたのに。今や完全にチーム是枝。

 

 そのタネやシカケが話のミソなのであまり触れられないのですけど、なかなか際どいところ来てるなあという感想。

 それに対する是枝たちのアタックも含めて、実際劇中のような方法ができるのか、というところは残念ながら私にはよくわからず…でも通信系に穴があるならそこからいけるのかなあ。

 

燃える蘇芳大臣

 是枝たち技術チームが奮闘する一方でこの事件、国際政治的な問題の側面も当然抱えていまして(日本の軍事ドローンが乗っ取られた、とあってはそりゃあね)。その指揮を執っていた蘇芳大臣、相手の正体を聞かされてビビるどころかむしろこの落とし前忘れんぞという勢い。痺れる。

 …でもやっぱり得体のしれないところあるんですよね。こわいわー政治家って。

 

 そしてたびたび是枝に絡んできていたクラッカー「ラフィングキャット」まさかのところからの登場。これほんとにおまえー! ってなりますね。

 志村後ろ-! って感じかもしれん。パパどこまで知ってるん?

 (全部知ってても何食わぬ顔してそうでもあるけど…)

 

 政治の話すると、今回の騒動はだいぶ陰謀論的なところがあって。そういう意味で際どいなあと思っていたりしてました。闇しかないわ。こわいわー

これからどうする? 是枝くん

 今までも、悩みながら進んできた是枝くんですが、今回の事件が一段落してから坂井さんに問われたことは、やっぱり今までで一番難しい話だったと思います。

 国防に携わるというのは、どうしたって兵器が絡んでくるわけで…実際今回のドローンも、無人兵器なわけですし。

 事件を突破していくごとに得られる手応え、この先にどうしたいかという気持ち。そういう葛藤と出した答えで進んでいく姿は本当に格好いいと思います。

 

 ラフィングキャットが登場したことで始まる次の事件、厄介ごとでしかないですが、どうなっていくのか。

 連載のほうが休載しがちでちょっと心配しているところあるんですよね…次巻予定は秋頃らしいんですが、ちゃんと出てくれると嬉しい。

「ここは異世界コンビニ デモン・イレブン 盗賊のお客様、店員の目の前で万引きはおやめ下さい!」2巻感想 異世界コンビニ二巻目にして閉店の危機!?

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ここは異世界コンビニ デモン・イレブン2 盗賊のお客様、店員の目の前で万引きはおやめ下さい!<ここは異世界コンビニ デモン・イレブン> (富士見ファンタジア文庫)

 異世界…いや異文化交流は甘くなかったわ…

 

コンビニ店員試練の時

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(「ここは異世界コンビニ デモン・イレブン」2巻より)

 試練の時。

 だが落ち着いて聞いてほしい…この人も仕事で来ているのだ…この世界は今、コンビニの持ち込んだ雑誌によって熟女派 VS JK派の仁義なき争いが始まろうとしている…

 世界を真っ二つに分けたその抗争を阻止するためには両陣営を納得させるエロ本が必要なのだ…!

 

 ほんと大丈夫かこの異世界。

 

 

 それはそれとして、棚に並んでいる雑誌が「熟女とJKで9割」というのはおかしいと思います。残り1割が漫画雑誌というのは割合が少なすぎます。

 異世界人のリサーチしたコンビニ流通量って一店舗しかないじゃないかどうみても店員の趣味だろスライム族(触手漫画好き)に配慮するべき。

 配慮するべきではあるんだが触手の出てくるコンビニ誌なんてほぼないと思うんですけどね。何を仕入れていたのか。店員さん?

 

 

 今巻ではこのように、バイトメンバーそれぞれの個別エピソードみたいなものがあったりして、勇気の意外な天才肌とかまた闇の本領発揮する白雪とか相変わらず地味にデレてる九条とそのこだわりとかとかひとりひとりの活躍が描かれていたりして楽しめます。ちなみに店長代理が熟女派、透がJK派。

 

 

 それはそれとして管理人が夜中にリサーチしたところ、LAWS○Nは美少女推しファ○マは人妻女教師無双、某イレブンだけが3:3:3の黄金比なうえ失○天とBEA○Tを全面に押し出すという状況でした。

 

 管理人は某イレブンを応援しています。

 

魔王と勇者

 なんかこう前巻から妙ちきりんな出会い方をして図らずも共闘する羽目になりもうこれ完全にバカップルの様子を醸し出し始めているこの状況爆発しろとしかいえない。

 どういうことだ…いや別にいいんですけどね…

 

 なんか平和すぎて魔族代表とヒト族代表の普通の(政治的)おつきあいみたいになってきており。のどかである。

 

異世界を知ろう!

 …という順風満帆の経営に見えていたところに異世界カルチャーギャップの罠が。ていうかこれわかんねーってほんと。

 なんかなじんでる感じはしていてもまだまだよそ者。種族的にもデモン・イレブンを歓迎していないものたちもいて、さらにそれが間の悪いことに…という。ほぼ理不尽な事故ではある。

 だいぶ無茶苦茶な話ではあるけどやっぱ異世界なんやなあーっていうな。それにしたって各種族の特徴と風習無茶苦茶すぎてそれデモンイレブンだけやなくて全世界的に無理なんじゃないのって気もしないでもない。

 

 そして一難去ってまた一難、というコメディ転移スタイル。いやほんとどうなってるんですか最後これ!

 

2016年春アニメ感想まとめピックアップ!

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 録画してたやつだけで21本…ふふ…

 もう全部はアレなので個人的にピックアップして、さらに開始から1ヶ月も経ってて今更感ありますがGWのお供にどうぞ…

 

 あ、取り切れなかった奴とか地域で放映されてなかったやつとか、月初めだからというのもあってdアニメストア入ってみましたのでまた増え…追加していくかもしれません…

 

迷家‐マヨイガ‐

迷家-マヨイガ-1 [Blu-ray]

 「人生やりなおし」を掲げるツアーに集まった男女30人。

 行き先は地図にのっていない謎の村、「納鳴村」。

 

 1話の時点ではみんなバスに乗ってるだけという感じですが、それでもそれぞれの登場人物に何か興味をひかれるし、やけに明るい感じのバスツアーみたいな雰囲気で進んでいるのが逆にどうなるんだこれという不安感かき立ててくるしだいぶ気になる感じです。

 のっけからいいパンチ打ってきた真咲ちゃん応援してます。

 

TVアニメ「迷家‐マヨイガ‐」

くまみこ

くまみこ 壱 - くまぼっくす - [Blu-ray]

 熊である。

 巫女さんと熊と田舎の日常系コメディ。まちのかわいさが異常。

 そして1話にして、熊の悲しみを知る。

 

TVアニメ「くまみこ」公式サイト

 

原作コミックスはこちら。

ふらいんぐうぃっち

ふらいんぐうぃっち Vol.1 [Blu-ray]

 魔女である。

 青森の田舎で修行中の魔女見習い木幡真琴のゆるくてふわっとした感じの日常風景。

このゆるい田舎の空気感に非日常がふわっと紛れ込んでくるのすごい好き。マンドレイクをブッコ抜くところで惚れた。

 

TVアニメ「ふらいんぐうぃっち」公式サイト

原作コミックスはこちら

 

Re:ゼロから始める異世界生活

【Amazon.co.jp限定】 Re:ゼロから始める異世界生活 1 (全巻購入特典:「アニメ描き下ろしイラスト使用初回生産特典書き下ろし小説収納BOX」引換シリアルコード付)( イベントチケット優先販売申込券付 ) [Blu-ray]

 気がつけばジャージ姿の買い物帰りで異世界で…何かステキ能力が開花しているそぶりもなくあっさり事件に巻き込まれて死亡。

 …と思いきや、死んだはずなのになぜかまだ生きてて、しかも時間も夜から昼に!?

 という異世界死に戻りリプレイ突破物語。1話目が1時間枠で、この話のキモであるリプレイがちゃんと伝えられているところに気合いを感じる。

 バトル要素もあるけどミステリ風味のほうが強くて、ひとつの事件の真相を別の選択、視点から少しづつ明らかにしていく感じがすごくいいです。

 主人公であるナツキ以外の人物の記憶はなくなってるので、折角好感度高めてもリセットされてしまうの地味に哀しみが増していく。リプレイ系のつらいところですね。

 

TVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』オフィシャルサイト

原作ライトノベルはこちら

甲鉄城のカバネリ

【Amazon.co.jp限定】甲鉄城のカバネリ 1(メーカー特典:「B2リバーシブルポスター」付)(全巻購入特典:「描き下ろしB2タペストリー」、全巻購入メーカー特典:「全巻収納BOX」引換シリアルコード付)(完全生産限定版) [Blu-ray]

 「カバネ」と呼ばれる、人間が変質した怪物(言ってしまえばゾンビ)と生き残っている人間達の闘いや生活を描いているオブザデッド。

 舞台が現代ではなくて、蒸気機関が発展して銃や鉄道に応用された戦国時代のようなスチームパンク的なところも面白いです。

 第一話のヒキも最後えらいことになってて…ゾンビ映画のお約束かもしれないが。主人公の生駒がさらにえらいことになっててすごい続き気になる。

 

「甲鉄城のカバネリ」公式サイト

 

ハンドレッド

ハンドレッド 1 (初回生産限定盤)【イベント優先販売申込券付き】 [Blu-ray]

 「ハンドレッド」と呼ばれる武装を手に主人公、如月ハヤトが熱いバトルを繰り広げていく、

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(「ハンドレッド」2話より © 箕崎准・SBクリエイティブ/ハンドレッド製作委員会)

うむ。

 そういうことでもあります。どういうことなのですか!

 バトルシーンは迫力合あって面白いと思いますしなかなかお約束なところでもあります。

 一説によると、エミールが運命に立ち向かう物語でもあるよう。

honeshabri.hatenablog.com

 果たしてエミールは運命に打ち勝つことができるか。

 

TVアニメ「ハンドレッド」公式サイト

 

原作ライトノベルはこちら

マクロスΔ

マクロスΔ 01 (特装限定版) [Blu-ray]

 安定の戦闘機ドッグファイトバトルミュージカル。民間人の少年とアイドルをめざす少女のシンデレラストーリーになるのか。

 やっぱり曲にのって繰り広げられるバトルは熱いですねー 見てて飽きない。

 

MACROSS PORTAL SITE マクロスポータルサイト

 

ジョーカー・ゲーム

ジョーカー・ゲーム Blu-ray BOX 上巻

 昭和の時代、帝国陸軍スパイ組織「D機関」の諜報員たちの活躍を描くスパイアニメ。クールでクレバーなスーツがいっぱい出てくる。

 表題作「ジョーカー・ゲーム」が1話と2話の前後編で、この話で方向性がだいたい分かると思う。2話まとめて見るのがおすすめ。

 

TVアニメ『ジョーカー・ゲーム』公式サイト

原作小説はこちら

機動戦士ガンダムUC RE:0096

機動戦士ガンダムUC 1(ガンダム 35thアニバーサリー アンコール版) [Blu-ray]

 

 画像は劇場版のものですが。

 全7巻の劇場公開作品として展開していたガンダムUCのTVバージョン。「シャアの反乱」後のタイミングで、連邦軍の機密を追う鍵となるMS「ユニコーンガンダム」を巡る物語。

 ところどころ1stを彷彿とさせる、でも違うというのがまたね。

 

 お話としてはもちろん面白いんですが、もともと劇場版だったものを30分枠に収まるように調整していたりするので、個人的にはちょっと違和感がある気も。(私が劇場版のほうを見てしまっていて、内容知っているからかもしれない)

 興味を惹かれたら劇場版Blu-rayのほうを是非。かも。

 

機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096

 

僕のヒーローアカデミア

【Amazon.co.jp限定】僕のヒーローアカデミア Vol.1(初回生産限定版)(イベントチケット優先販売申込み券付き)(先着購入特典:描き下ろし複製ミニ色紙(緑谷出久、爆豪勝己)付) (各巻購入特典:場面写ブロマイド付)(全巻購入特典:「描き下ろし全巻収納BOX」引換シリアルコード付) [Blu-ray]

 アメコミヒーローばりの濃ゆいおっさんが私が来た! でおなじみのヒーローを目指す少年少女たちの熱血アニメ。少年漫画としてだいぶ王道。

 ヒーロー=異能力者で、さまざまな「個性」と呼ばれる能力を駆使して闘う異能バトルでもあります。

 主人公・出久の能力がピーキーでハイリスクなのでだいぶ無茶を通していくことになるところが熱さでもあり心配の種でもあるのですが1話目だとまだ全然ですねそのへんは…

 

TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』

原作コミックスはこちら

 

ハイスクール・フリート

【Amazon.co.jp限定】ハイスクール・フリート 1(メーカー特典:「描き下ろしイラスト A3クリアポスター」付)(全巻購入特典:「描き下ろしB2布ポスター」引換シリアルコード付)(完全生産限定版) [Blu-ray]

 国土の多くが水没した日本で、「ブルーマーメイド」という女性の海上警備職を目指す女の子達の物語。…でいいのかな。今流行のミリタリー系でしょうか。

 正直一話目ではよくつかめなかったところはあったのだけど、これからどうなるのかしら。

 

TVアニメ「ハイスクール・フリート」公式サイト

 

キズナイーバー

【Amazon.co.jp限定】キズナイーバー 1(メーカー特典:「アクリルチャーム(由多ver.)」付)(全巻購入特典:「描き下ろしB2タペストリー」引換シリアルコード付)(イベントチケット優先販売申し込み券付)(完全生産限定版) [Blu-ray]

 痛みを感じない特異体質の少年、阿形勝平を含めた男女7人が「傷を共有する」という妙な実験の対象に選ばれてしまい、そこからドラマが始まっていく感じ。

 最初、ただいじめられっ子の話かなと思っていたけどなんかだんだん、ん? って感じになってきていて最後おお、そういう、どうするんだこれというふうになる流れがすごい良い。第一話はプロローグ的。

 

TVアニメ「キズナイーバー」公式サイト

 

聖戦ケルベロス 竜刻のファタリテ

cerberus-anime.jp

 美しすぎるカードゲームで一躍話題になったソーシャルゲーム原作のアニメ化。主題歌はEXILEではない。

 どうもドラゴンと因縁のある主人公ヒイロが登場して~という感じのファンタジー世界ですね。

 

とんかつDJアゲ太郎

tonkatsudj.tokyo

 言葉の意味はよくわからんがとにかくすごいグルーヴ感。

とんかつ屋の息子アゲ太郎が出前の際にクラブでDJに出会ってしまい

「とんかつ屋とDJって同じなのかーーーーっ!!!」

「Yo gett'n' da poin', boy (わかったようだな少年…)」

「Yo Tonkatsu is awesame! (おまえの家のとんかつはうまい…)」

「No matter I be cookin' meet or droppin' beat!! (豚を揚げるか客をアゲるかに実はたいした違いはねぇ…)」

 

 このグルーヴ感 (よくわかってません)で押し切る感じがすごい。個人的に今期一番のダークホース。本編後にあげてるとんかつがうまそう。この組み合わせ普通にCMに使える。

 

原作コミックスはこちら

逆転裁判 ~その「真実」、異議あり!~

 裁判での弁論戦をモチーフにした同名ゲームのアニメ化。

 でもこれ、白熱した弁論合戦というより…むしろ大丈夫か国家権力。

 ちゃんと捜査してから法廷に上げたのかとか証人呼んできてるのかこれとか…

 ゲームだとパズル的な感じで雰囲気的に流せることかもしれないけど、アニメになって物語として見ると流石にちょっと、人ひとり有罪にしようとしているのに雑すぎないかというところが気になる性格で…んー、というところがなくもない。

 対象年齢的なところもあるのかもしれないなあ。

 

逆転裁判|読売テレビ

 

学戦都市アスタリスク 2nd SEASON

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 「ジェネステラ」と呼ばれる能力者たちが学園ごとに集い武を競う学園バトルアクションの第二期。

 フェスタに本格的に突入していくことになりますが…まあ続きですね。配信などで1期から見ないとわからないかも。

 

TVアニメ「学戦都市アスタリスク」公式サイト

 

原作ライトノベルはこちら

 

 …いかがでしたでしょうか。

 今この瞬間にもdアニメストアで配信されている作品が視聴リストに追加されていっておりとどまることを知らないこの…くまみことかハンドレッドとかふらいんぐうぃっちとか、放映してないねんなうちの地域…

 

 dアニメストアはお値段も月400円程度とお手軽で、最新話だけじゃなく全話見れる作品も多いので後から追うのにも役立ちますね。ドコモユーザーじゃなくても入れる。

 今はAndroidタブレットを横に置いて見てます。ダウンロード視聴ができるからWi-Fiだとぶつ切れてしまう環境でも安心。これがあるかどうかはほんと重要ですよ。マジで。

(でも1話あたり3~400MBあるので端末容量は気をつけないといけない)

 

 録画の整理に追われるよりいっそもうdアニメストアでいいかなあって気もしないでもないんですが、配信終了したりすることもあるので悩ましいですね…

 

anime.dmkt-sp.jp

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